
赤ちゃんの便秘ってどのような症状かご存知ですか?赤ちゃんの便秘の症状や、どのような状態だと病院へ行くべきか、「あれ?今日はうんちが出てない!」と思ったときにあわてないよう解説いたします。 赤ちゃんの便秘とは 何日うんちが出なかったら便秘というものは人それぞれなので決められませんが、毎日の排便ペースを見ながら次のことを参考にしてみてください。
赤ちゃんの便秘とは
赤ちゃんの便秘チェック項目
- 3日~5日以上うんちが出ていない。
- ミルク・ごはんを食べても吐いてしまう。
- または、ミルク・ごはんを食べたがらない。
- 原因がわからないけど機嫌が悪い。
- お腹がパンパンに張っている。
このようなときは便秘を疑いましょう。毎日排便する子、2日ペースで排便する子などその子によって違うものです。赤ちゃんの様子をしっかりと観察することが大切ですね。
病院に行った方がよいとき
上記の症状が何日続いたら病院へ行こうという目安はありません。ですが、赤ちゃんの機嫌がひどく悪かったり、お腹が張っていたり、食べたものを吐いてしまうときなどは病院にかかってみてもらった方がよいです。他にも、熱がでたり、血便・黒便・白便がでたときもすぐに病院に行きましょう。
診察時の注意
赤ちゃんの便秘や便の状態で診察してもらうときは次のことを注意しましょう。
- 便秘が始まる前2日くらいまでの便の回数、尿の回数(普通通り出ているか)を控えておく。
- 便の色や臭いで診察を受ける時は、その便をおむつごと持って行って見せた方がよい。
- お腹をみるので、診察しやすい服装で診察前にボタンをはずしておく。
- 浣腸など、処置で汚れたときのためにおむつや着替えを持っていく。
赤ちゃんの状態をわかりやすく的確に伝えると正しい判断・処置をしてもらえます。色や臭いなどは口頭でつたえるには難しいもの。実物を持っていき見せることが一番良いでしょう。
排便チェックの習慣をつけよう
新生児期・乳児期の赤ちゃんの排便ペースは成長に合わせてめまぐるしく変化します。成長による変化の中で便秘を見逃さないよう排便をチェックするようにしましょう。
排便のチェック項目
- 排便時間や回数
- 便のかたさ
- 便の色
- 便の臭い
- 出血の有無
排便回数以外はおむつ替えの時に見る程度でよいでしょう。便の様子は赤ちゃんの体調を知ることができることも多いので、観察するクセをつけましょう。
排便回数をチェックする方法
排便回数を数える方法を簡単にできるものにすれば、忘れないし面倒にもなりませんよね。自分の生活ペースに合った方法をみつけるのがいいと思います。
- 排便の度にカレンダーにメモしていく。
- 毎朝、排便用のおむつを決めた枚数用意して寝る前に使った枚数を数える。
- 使ったおむつを数える。
数え方は色々あるのでみなさんも考えてみてくださいね。便秘をみつけるためにはおおまかに食べたものをメモしておくのもよいですね。特に離乳食時期はミルクをどのくらい飲んだのか、ごはんはどのようなものを食べたのか分かった方がよいでしょう。
赤ちゃんの便秘の原因と予防法を知ろう
最後に赤ちゃんの便秘の原因と予防法をみてみましょう。
便秘の原因
新生児期・乳幼児期の便秘の原因は成長による排便ペースの変化によるものがほとんどです。
離乳食が始まってからの便秘の原因は、水分量が足りないことや食べ物の内容や量によるものが多いです。離乳食を始めたときは意識して水分を取らせてあげるとよいでしょう。また、ヨーグルトなどでお腹が元気に動くようサポートしてあげるのもよいですね。
便秘の予防方法
- お腹やおしりのマッサージ
- 生活リズム整える
- 月齢にあった食事を食べさせる。
マッサージ
お腹やおしりをおむつがえのときなど定期的にマッサージしてあげるとよいでしょう。スキンシップにもなるので赤ちゃんも喜びますね。
生活リズム
早寝・早起き・朝ごはんというように、同じ時間に寝起きし、同じ時間に食事をとらせることで排便のリズムをつくりましょう。
食事
離乳食が始まったときには、月齢に合わせた食材を調理しましょう。無理なく消化できれば、便秘にもなりにくいですよね。