切迫流産と切迫早産の違い|ひと目で分かる大きな違い5つ

十月十日ママのお腹の中でじっくりしっかりと育ってくれて、元気に生まれてきてくれるのが一番嬉しいけれど、何らかの理由で、切迫流産と切迫早産と診断されてしまうことがあるのです。だれにでも起きる可能性があります。「私には関係ない」なんて油断することなく、ちょっとした変化にすぐに気付いてほしいなと思います。それがお腹の赤ちゃんを守ることにつながるからです。流産や早産は始まってしまうとと止めることができませんが、切迫流産・切迫早産は治療により妊娠を継続出来る可能性があります。だからこそ、この2つについて大きな違いを知り、早めに対処できるようにしたいものです。では、詳しく見てみたいと思います。

週数の違い

○切迫流産
妊娠21週6日までに起こるものをこう呼びます。流産しかけている状態ですが、赤ちゃんがまだ子宮内に残っていて、心拍が確認でき、妊娠を継続できる可能性があるのです。
○切迫早産
妊娠22週~37週未満で、赤ちゃんが早産になりかかっている状態をこう呼びます。早産の兆候があるものの、治療によって早産を防止できる可能性があります。この時期の下腹部痛は、実は陣痛なのですが、ママ自身に自覚がなくでも、陣痛計を測ってみたら陣痛だったということもあるのです。まだ臨月前なのに子宮口が開くといったような、お産の前触れの状態が内診で確認できます。

症状の違い

では症状はどんな違いなのでしょうか?
○切迫流産
なかなかママには判断がつきにくいです。
症状であるものは、
出血・・・絨毛膜の外側に血のかたまりができて出血してしまう絨毛膜下血腫が、この時期にもっとも多い症状です。量が増えたり長引く時はすぐに医師の診察を受けましょう。
お腹の痛み・・この時期はまだお腹のハリを感じにくい時期でもあります。しかし、生理痛のような下腹部痛は子宮収縮の可能性があります。
このほかには、診察の時に赤ちゃんの心拍や子宮頸管の開き具合や感染の有無などから診断されることもあります。また自覚症状が何もない場合も子宮頸管無力症や子宮頸管が短くなっているケースなどもあるので気をつけましょう。
○切迫早産
この時期はお腹のハリと出血が主です。
症状であるものは、
出血・・・真っ赤な出血が起きると早産につながるリスクが高くなるので、少量などでも見逃さずに注意してください。切迫流産よりも注意して下さい。
お腹の痛み・・・お腹のハリが強いと痛みとして感じてきます。1日10回以上のハリや安静にしても治まらないハリは気をつけましょう。まら、細菌性腔症が原因でおなかが張りやすいこともあります。
おりものの変化・・においがあってどろっとしているものも注意です。
 

原因の違い

原因の違いも見てみましょう。

○切迫流産
受精卵側に染色体のトラブルなどがあることがあります。つまり、着床はしたけれど育たなかったということです。
子宮筋腫や習慣流産、腔炎、絨毛膜洋膜炎など、母体の疾患や感染症が原因の事もありますが、必ずしも特定できないということです。
また、切迫流産と診断されても、赤ちゃんの心拍が確認されている場合は、妊娠が継続出来る可能性が高いです。

○切迫早産
感染症などが原因の場合もあり、絨毛膜羊膜炎という細菌による腔内の炎症が進行して、赤ちゃんを包む卵膜まで感染してすなった状態になると、子宮収縮や破水を起こしやすくなるのです。
このほか、この時期は、
ママ側の原因・・・・子宮頸管無力症、妊娠高血圧症候群、子宮筋腫、ストレス、喫煙、また歯周病の原因が切迫早産に影響することも。
赤ちゃん側の原因・・赤ちゃんや胎盤の機能不全、羊水過多・過少などが言われています。

治療法の違い

では、治療法はどうなのでしょうか?
○切迫流産
切迫流産と診断されたら、まずは安静第一です。子宮収縮がある時は、張り止めのお薬を飲みます。また感染症を起こしている場合ば、抗生剤を飲みます。子宮頸管が短くなっている場合は子宮頸管を縛る手術なども病院で行います。症状が治まれば、少しずつ動いて大丈夫と医師から許可がでます。しかし動き過ぎは禁物なので気をつけましょう。

○切迫早産
症状の程度に合わせて、入院が自宅でかは決まってきます。子宮頸管が短くなっている場合は入院して張り止めの点滴を受けることもあります。

どちらも場合も、程度により入院するか自宅かは決まってきます。自宅安静を指示されることもありますが、子宮口が広がる可能性があるときなどは入院して原因治療を行います。また、自宅安静でもいいけれど、上の子がいて自宅ではゆっくりできない場合などは、入院して安静にすることもあります。

予防法の違い

○切迫流産
まずは、ちょっとした体の変化を見逃さないようにしましょう。疲れやストレスなどもためないようにむりしないことが一番です。また、子宮筋腫がある人は妊娠16週以降になると、お腹がハリやすくなる傾向があるので注意しましょう。自覚症状がないまま、子宮頸管が短くなることもあるので、妊婦検診はきちんと受けて下さいね。

○切迫早産
感染症にかからないようにしましょう。免疫力の低下が感染症を招いて、子宮収縮につながることもあります。無理せずに規則正しい生活をして疲れをためないようにしましょう。また、お腹に力を入れない生活も予防につながります。重いものを持ち上げる、高い所にあるものを取るなどお腹に力をいれるとハリの原因になりますので、できるだけしないようにしてくださいね。

最後に

いかがでしたでしょうか?
切迫流産・切迫早産は胎児側に問題があることも多いですが、自分でできる予防として、普段から日々の生活をちょっとだけ気をつけることもできますよね。安心してマタニティライフをおくるためにも、そして元気な赤ちゃんを産むためにも、しっかりと予防・対策を行い、きちんと知識を知っておきましょう!

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