赤ちゃんのアレルギー予防、妊娠中にできる対策を紹介

食品に使われる「原材料のアレルギー表示」。近頃はこのアレルギー表示を目にすることが多いですよね。現代、アレルギーを持つお子さんは増加傾向にあり、今や10人に1人が食物アレルギーを持っているといわれています。そんな現代社会、お腹の赤ちゃんがアレルギーを発症してしまわないか心配している妊婦さんも多いのでは?
でも、大丈夫です!実は、妊娠中に実践できるお腹の赤ちゃんのアレルギーの予防策があるんです。今回は妊娠中にできるお腹の赤ちゃんのアレルギー対策とその仕組み、注意するべきアレルギー食材、そしてあまり知られていないハウスダスト、ダニ、カビによるアレルギーへの対策と実践法をご紹介します。

お腹の赤ちゃんのアレルギー

アレルギーの大半は遺伝

生まれた赤ちゃんがアレルギーを発症する場合のほとんどが遺伝といわれています。お父さんかお母さんのどちらか一人だけでもアレルギーをもっていると、高確率で赤ちゃんがアレルギーをもっています。また、お父さん、お母さんの両方がアレルギーがない場合でも、おじいちゃん、おばあちゃんがアレルギーをもっていたら孫である赤ちゃんにアレルギーが遺伝することも多いです。隔世遺伝というものですね。つまり、現代社会ではアレルギーとはきってもきれない関係にあるといってもよいでしょう。

アレルギー抗体が作られるのは妊娠後期

アレルギー抗体はIgE(アイジーイー)抗体のことで、体を守るための免疫反応をする働きをしています。このアレルギー抗体が、牛乳や、タマゴ、ほこりやカビなどを外敵と認識するため、外敵とみなされた物質にアレルギー反応を起こすのです。妊娠後期にこのアレルギー抗体がつくられます。つまり、アレルギー抗体が作られる頃、妊娠後期にアレルギー物質を控えることで、赤ちゃんのアレルギー対策をすると効果的だということになります。

特に注意する食材(3大アレルゲン、5大アレルゲン)

アレルギー対策の前に特に注意するべきアレルギーがおきやすいとされる食品を知る必要があります。

<3大アレルゲン>

  • タマゴ
  • 牛乳
  • 大豆

<5大アレルゲン>

  • 3大アレルゲン(タマゴ・牛乳・大豆)
  • 小麦

<その他>

  • 家族が持っているアレルギー食材
  • ピーナッツ
  • 食品添加物

5大アレルゲンまではよく知られていますが、意外なのがピーナッツ。アレルギー発症の症状が重いことがおおい食材なので、欧米でも注意喚起をされることがあるようです。食品添加物は保存料で知られているかもしれませんが、お子さんのアレルギー発症率が上がるといわれている食材です。家族が持っているアレルギーとしては両親、祖父母のほかに、お腹の赤ちゃんの兄弟がもっているアレルギー物質も注意しましょう。

アレルギー対策は妊娠後期にすると効果が高い

妊娠中のアレルギー対策は主に次の2種類の方法があります。

  1. 食材対策
  2. ハウスダスト・カビ・ダニなどの対策

妊娠後期でお腹の赤ちゃんにアレルギー抗体がつくられるので、妊娠中期の終わりにはアレルギーを発症させる可能性が高い物質の摂取、取り込むことを控えるように気をつけるとよいでしょう。

妊娠後期にむけて実践するとよいアレルギー対策を詳しくみてみましょう。

食材対策

上記でアレルギーを発症させやすいとされる物質がわかったところでいよいよ実践です。アレルギーを発生させる可能性のある食材のとりすぎに注意しましょう。3大アレルゲンであるタマゴは1日1個、牛乳は1日コップ1杯程度がよいでしょう。家族がアレルギーを発症させている食材は摂取をしないよう指導する病院もありますが、どうしても難しい食材であれば、控えめに摂取するとよいでしょう。食材は加熱すると効力が下がるので、アレルギー物質になる食材はなるべく加熱したものを取り込みましょう。あわせて食品添加物が含まれる食品にも注意が必要です。食品添加物を多く含む食材、食品として代表的なものはハム、ソーセージの他にもジュースやハンバーガー、ジャムなどがあげられます。妊娠後期にむけて食生活を見直してみましょう。

ここで気をつけなければいけないことが、アレルギー対策に夢中になるあまりに取り込む食材がワンパターンになってしまわないようにすることです。ワンパターンな食事で1つの食材を食べすぎてしまうと、また別の新しいアレルギーを発症させてしまうことになります。注意したいアレルギー物質を控えめにしつつ、バランスのよい食事をする「回転食」で栄養を満遍なく取り込むことが大切です。

ハウスダスト、カビ、ダニ

食べ物だけではなく気をつけたいのがハウスダストやカビ、ダニなどのアレルギー物質です。アレルギー対策としてはまだまだ認知度が低いのが現状です。近年、喘息やアトピーを発症させるお子さんが増えているので、気をつけていきたいところですよね。ハウスダストやカビ、ダニは母体が吸い込むことによる直接的な影響は少ないとされています。でも、吸い込んだことで赤ちゃんのアレルギー発症の原因にはなります。妊娠中、日々の掃除を心がけて、きれいな空気を吸う環境で妊婦生活をおくるようにしましょう。

また、掃除のときにはマスクをする、換気をするなどの対策もとりましょう。

ハウスダスト、ダニ、カビ対策としての掃除は、部屋はもちろん、浴室・脱衣所、エアコンなどを注意するとよいですね。他にも定期的にタンスの中に風を通したり、布団を干すなど様々なカビ対策があります。

アレルギーについての考え

アレルギーをもっている体質であることと、発症することとは別の話です。妊娠中にアレルギー対策をしたのに、それでもアレルギーをもって生まれてきたとしても、発症しないことも沢山あります。また、発症しないよう出産後に様々な対策をとることもできます。例えば、お母さんの母乳にはアレルギーの発症を防ぐ物質が多く含まれているので、母乳育児で育てるというのも1つの方法です。そのために妊娠中からおっぱいのケアをしておくのもよいですね。

考えすぎない

アレルギーを発症したお子さんをもつ妊婦さんや、お母さん自身がアレルギーでつらい思いをした妊婦さんなど、自分のせいで赤ちゃんがアレルギーをもってしまったらと心配になりますよね。でも、何事も考えすぎはよくありません。アレルギーに敏感になりすぎてストレスがたまってしまうことの方がお腹の赤ちゃんにはよくありません。あまり突き詰めず、軽い気持ちで生活しましょう。

妊娠中にできるお腹の赤ちゃんへのアレルギー対策、いかがでしたか?アレルギーを発症してしまうと、じんましんや鼻水、くしゃみ、さらには下痢、嘔吐など様々な症状がでると言われています。そんなつらい症状を起こさないためにも、妊娠中からできる対策があるなら実践したいですよね。アレルギーへの対策は、妊婦さんの健康にもよいものなので、妊娠後期だけに限らず妊娠をきっかけに考えてみるのもよいかもしれません。アレルギー発症する子供が増えている近年ですが、少しの対策で防げるのであればやっておくに越したことはないでしょう。よく知られている食品によるアレルギーへの対策はもちろん、ハウスダスト、ダニ、カビもしっかり対策しましょうね。

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